台湾「2030年バイリンガル計画」
台湾のバイリンガル計画
TAIPEI (Taiwan News) — Taiwan is planning to expand the recruitment of foreign English teachers from 80 to 300 per year as part of its bid to become a bilingual country. 台湾英文新聞より
How to make #Taiwan bilingual? First, start with small steps like fixing the English menu at local bakeries & restaurants. pic.twitter.com/VV5frXHcyd
— Gwen Wang-Reeves (@GwenythWR) August 2, 2020
お菓子屋さんの商品の間違った英訳がTwitterで話題になってました。中国語で 「拿破崙」は「ナポレオン」と読みますが、それぞれの漢字を直接英訳して「Take the broken」としたようです。つまり、拿=take 破=brokenで崙の英訳は断念した模様。
外国に行くとたまに間違った日本語の看板をよく目にしますが、その英語バージョンですね。ここまでのレベルは珍しいですが、こういった間違いは日本にもありそうですよね。
英語能力指数ランキングから見る台湾の躍進と日本のジリ貧具合
英語能力指数ランキングと言うのが毎年発表されているのをご存じでしょうか。
※EF EPI 2019 – EF 英語能力指数 – EF留学 より出典
台湾は38位でした。韓国は受験戦争の影響もありアジアの中では比較的英語力が高いイメージでしたが、なんとその次にランキングしています。そして日本は53位。負けてます。と言うか比較的発展しているアジアの国々の中ではかなり低い位置にランキングしています。ヤバイ。
気になったので、2018年度版も調べてみました。
※ EF EPI報告書 より出典
なんと台湾は48位でした。つまり1年で順位を48位から38位まで上げています。
上記で述べたような「ナポレオン」のような間違い英語はあるにせよ、台湾人の英語力は着実に向上しているようです。これには驚きました。
そして一方で日本は…49位から53位に後退してます…。
「英語さえ話せれば良い」という訳ではありませんが、これは由々しき事態。
日本語しか通じないという言語バリアの威力は計り知れないと思います。日本語より圧倒的に多く存在する海外の最新情報をキャッチする能力や人の自由な流れを阻害する観点からしてその悪影響は絶大です。
多様性が低いと環境の変化に弱く、淘汰されるときはあっという間です。
今は先進国ですが、こういった状況を踏まえるとジリ貧は免れません。かの有名な投資家ジムロジャーズも「日本から脱出すべき」と明言しています。本当に悲しい。
まとめ
- 台湾は「2030年バイリンガル計画」を本格始動
- 政府関連のサイトや公共放送の英語化から始める
- 2021年の教育予算US$68 million(昨年の10倍)を目論んでいる
- 英語能力指数は48位から38位へ順位を上げている
- 日本人の英語力は比較的発展しているアジア諸国の中ではかなり低い水準になっている
僕は日本が大好きです。ご飯は美味しいし、綺麗だし、安全でとにかく最高。日本に生まれて心の底からよかったと思っています。
ただ学力や教養がどんどん下がっていることや自分で考えずテレビの内容をそのまま信じてしまう人を見るのは悲しいです。
僕も年齢的にはいい大人ですが、まだ未熟なのでまずは自分がもっと英語力と教養を付けるところから始めたいと思います。
レベル高めですが、お気に入りの本です。英語と教養が学べます。↓