TOEIC900以上の私が黒のフレーズをやってみた【丁度いい】

ケンジ
黒のフレーズって聞いたことあります?
僕は、ハンドサイズの問題集が好きで特急シリーズを昔から愛用しています。
今回、その中でも黒のフレーズという単語帳が話題になっていたので、実際に使ってみました。
今回はその感想などを述べていきたいと思います。
TOEIC600点以上で単語力に磨きをかけたい人

TOEIC900以上の私が黒のフレーズをやってみた!

購入した背景

私が黒のフレーズを購入しようと思った背景について、少し説明しておきたいと思います。理由は2つあります。

①TOEICが難しくなってきている

TOEICを何度か受けている方なら分かるかもしれませんが、TOEICってどんどん難しくなってきています。5年くらい前に受けた時は見かけなかったような単語も目立つようになってきました。

対象となる語彙数が増えたこともあるかもしれませんし、TOEICに出てくる問題は実際のビジネスの場を想定したものが多いですので、当然時代が変われば、トピックスも変わってきます。

トピックスが変われば、使用される単語なども変わってくるでしょう。

言葉のテストなので社会の移り変わりを反映した結果だと思います。

TOEICで確実にスコアを上げるためには、とにかく単語を知っている必要があり、私もあたらめて単語を見直すことに決めました。

②海外のニュース記事や洋書を読めるようになりたい

おまけ的な感じにはなりますが、海外の情報をいち早くキャッチするために語彙力を上げたいという目的もあります。

英語学習の成果として、英会話力の向上を挙げる人は多いと思います。

僕も英語がスラスラ話せるようになりたいですが、もう一つ楽しみとしては、海外の記事をストレスなく読み取れるようなることです。

何か情報が得るときは、テレビやYouTubeが多いですが、深く理解しようとする時って必ず何かを読むことが多いと思います。

まだあまり知られていない海外の動きを理解するには、英語が読めるということがとても重要です。

今回の単語帳は、TOEICのレベルと言えどもとても難易度が高い単語が登場するので、すくなからず②の目的にも近づけるのではないかと思いました。

TOEIC® 黒のフレーズの特徴

ポケットサイズ

僕は特急シリーズのこのサイズ感が大好きです。如何にスムーズに学習を開始できるかということが継続的な学習においては重要だと思います。

実際、よくスーツの胸ポケットに入れて、電車の乗っているわずかな時間に勉強できるように工夫していました。

隙間時間の効果は絶大です。

ほんの数分でも一気に集中できますし、むしろ長い時間ダラダラやるより隙間時間で一気に集中するのを繰り返した方が効率が良いです。

分量が丁度良い

200ページを少し超えるくらいの分量なので、繰り返し学習するのにちょうどいいです。

仮に1日で見開き2ページだとしても2か月あれば終わってしまいますし、見開き5ページくらいは余裕だと思うので20日あれば1周出来てしまいます。

記憶に残っているうちに何度も復習することでどんどん記憶に定着させることが出来ます。

ちなみに見出し語の数は1,000語程度でした。

他の単語帳との比較(参考)

黒のフレーズ   1,000語
でる順パス単1級   2,400語
究極の英単語   3,000語

中身の構成① アウトプット型

ページ見開きの左側に英語のフレーズがあります。

目的の英単語は頭文字のイニシャルだけになっています。そしてページ見開きの右側には単語の意味と予備知識があります。

一般的な単語帳は、英単語を見てから日本語の意味を予測するのが普通ですが、黒のフレーズに関しては日本語⇒英語の順番になっています。

つまり、発信型ということです。

意味を理解するのと同時にアウトプットを想定しているところも良いところだと思います。

中身の構成② 予備知識が勉強になる

上の写真の一番右側の列にあるとおり、それぞれの単語には予備知識が書かれています。

これが参考になるんです。

例①
Outrageous
1. 法外な     ⇒TOEICに出る
2. 怒り狂った   ⇒TOEICに出ない例
Chilly
1. 肌寒い     ⇒TOEICに出る
2. 冷淡な     ⇒TOEICに出ない※基本的に同じ単語でもマイナスの意味はTOEICに出ないとのこと。

こういった感じで「へぇ~」と思えるような補足が書いてあるので、参考になりますし、記憶の定着を助けてくれます。

中身の構成③ 挫折しにくい仕組み

本書の特徴として、1ページの中で単語のレベルが分かれています。

下に行くほど、どんどん難しくなっていきます。

これのどこが挫折しにくいのかということですが、他の単語帳を思い浮かべてみてください。

他の単語帳は、後ろに行くほど難しい単語ばかりになると思います。

例えば英検1級のでる順パス単でも難しさのランクがA,B,Cに分かれていて、後ろに行くほど難易度が高くなったりします。

皆さんもご経験があるかもしれませんが、これって結構きついです。

後ろのページに進むにつれて知らない単語が増えていき、最終的には今やっているページの単語が全部分からないなんてこともあります。

ケンジ
ページ見開きの単語が全部分からないのは、きつい。
ですが、黒のフレーズは1ページの中に簡単な単語と難しい単語が混ぜられているので上記のような心配は少ないです。
単語帳は一通り最後までやり切るのが大切です。分かる単語があるまま最後のページまでたどり着けるので大きなメリットだと思います。

レベル感

単語帳で案内されているレベル感

この単語帳のレベルは、TOEIC600~990点の範囲の人を対象としています。(単語帳の中にも600点未満のレベルの単語をごそっと削ったと書いてあります。)

以下は単語帳に記載されている単語のレベルとTOEICのスコアの関係です。

Aランク:600点から800点レベルの「やや難」単語
Bランク:800点から900点レベルの「難」単語
Cランク:900点から950点レベルの「超難」単語
Sランク:950点から900点レベルの「鬼難」単語

実際にやってみた感想

僕が実際にやってみた結果として、上記のレベル感はあっていると思いました。

そして僕の場合は、TOEIC930点(‘20.12時点)ですが、知らない単語は20%ほどありました。

Sランクは特に難しくて英検1級の出る順パス単とレベル感は同じだと思います。

ですが、自分の場合はBとかCランクでもパッと意味が出てこない単語があったので、偏って単語を覚えていることを痛感しました。

あくまで肌感になりますが、TOEIC800点以上くらいの人が使うと丁度いい感じのレベル感だと思います。それ以下だとちょっとしんどいかもしれません。

僕の使い方

単語帳の使い方はとてもシンプルです。

夜寝る前に覚えて、次の朝に同じ場所を復習するだけです。

覚える時に声に出したり、書いたり、五感をなるべく多く使って覚えるようにすると記憶に残りやすいと思います。

あとは、隙間時間に何度も同じ場所をチラ見したりすると記憶として定着しやすいのでおすすめです。

まとめ

  • ポケットサイズなので持ち運びしやすい
  • 単語の分量が何度も繰り返して覚えるのにちょうど良い量になっている
  • 日本語から英単語を推測するアウトプット型になっているので実用的
  • 備考欄のTOEIC予備知識や関連語句が参考になる
  • 最後までやり切りやすい仕組みになっている
  • 筆者の肌感覚ではTOEIC800点以上の人がやるとちょうど良さそう
  • 就寝前に覚えて朝復習すること&隙間時間のチラ見が記憶に残りやすい

今回のテーマは以上になります。

今後は、黒のフレーズの続編である「暗黒のフレーズ」も入手しましたのでそちらもレビューしてみたいと思います。

以上、最後までありがとうございました。

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