WSJを読んでみた感想
読んで良かった点
①実績と信頼性
WSJは金融や経済情報にそれほど熱意が無くても、名前は聞いたことがある人は多いはずです。
それもそのはずで世界最大の新聞社であるからです。
また署名性で匿名で寄せられた記事を採用しない方針を取っているため、安心して記事を読むことが出来ます。
それとは対照的につい先日、日本のとある有名メディアは安倍首相の病気による辞任を総理大臣の資質に関連付ける主旨のひどい記事を書いて炎上し、記事を削除していましたが、その記事も実在するさえ不明なライターの名前で書かれた記事でした。
こういった事が起こる可能性が低いので比較的安心なメディアであるように思います。
②最新ニュースを深く知ることが出来る
WSJも含めて有名な海外雑誌であればオンラインで日本語翻訳を見ることが出来ますが、僕は英語学習を兼ねているのであえて英語版で見ています。
そこで気づいたのが、速報性と深さです。日本向けの記事は英語版を翻訳していると思われるので、同じトピックでも英語版より半日~1日くらい遅い感じがします。そして内容が省略されています。
(一例ですが、先日アメリカ大統領選のジョー・バイデン候補と共に選挙戦を戦うことになったカマラ・ハリスさんの記事も細かいエピソードなどは省かれていました。)
インターネット上に転がる英語コンテンツはマイナー言語である日本語コンテンツの数倍~数十倍と聞いたことはありますが、WSJを見て改めて「言語バリア」の弊害を実感しました。
この言語バリアによる影響を受けないだけでも、周囲との情報格差は歴然たるものになるかと思います。
将来的には英語のまま完全ストレスフリーで理解できるようになりたいと思います。
イマイチな点
①購読料が少し高い
詳細は本家のサイトをご確認いただければ分かりますが、2年目以降は月額料が跳ね上がって2千円近くになります。
2年以上継続して読む人は、WSJを読むことが生活習慣に根付いているので、中々辞められないと思われます。
まぁ多少値段は張りますが、記事は良質なのでしょうがないのかもしれませんね。
ちなみに今は最初の2か月間は月額100円というキャンペーンをやっています。僕もこれに乗じて入会しました。
②アメリカの政治系ニュースが多め
アメリカの政治ニュースは、アメリカ以外の購読者にとって興味が薄い部分だと思います。でもトップニュースにはアメリカの政治ニュースが頻繁に投稿されます。
まぁ、アメリカのニュースなのでそれはしょうがないですね。
結局のところアメリカ政府の政策が世界経済に大きな影響を及ぼすことは明白なので、なるべく読むようにしています。
英語の難易度
英語の難易度については、TIMEやEconomistに比べるとかなり簡単です。英検1級の問題に慣れている人ならあまりストレスなく読むことが出来ます。
僕の語彙レベルはいたって標準(英検1級持ってはいるものの多分1万語くらい)ですが、それでも普通に読むことは出来ます。
ただTOEICのPart7のような文章よりは勿論難しいです。Part7で知らない単語が複数出てくる人にとっては、ストレスになるのではないかと思います。
ただ挫折しないのであれば、英語学習の初級者の方でもトライしてみる価値はあると思います。
また全ての記事ではありませんが、音声読み上げが付いていることも魅力的です。
「聞いて理解できるか確認→読んで内容を把握→もう一度聞きなおす」
この流れでリスニング力を付けることも出来ます。
所感
僕はまだTOEICのPart7を時間内に解き切ることが出来なかったりする英語力なので、文章を丁寧にたくさん読む練習をしていますが、その材料にもってこいだと思いました。
しかも、時事問題に強くなることができます。
最近は英語はネイティブのようにスラスラ話せないなら、せめて内容は充実させておきたいと思ったりもします。
今はまだ読み始めて2週間ですが、楽しく読んでます。また気は変わるかもしれませんが、キャンペーン中で安くなっているので問題なしです。
皆さんも宜しかったら試してみてください。