【自己紹介】
- 社会人なってから英語学習を開始
- 2019年英検1級取得
TOEICや英検など英語試験を目指している方は効率良く学習していきたいですよね。
でも英語にはたくさんの勉強法があるので、どんな学習方法をしたら良いか迷うこともあると思います。
せっかく時間を使って勉強するのに、結果に結びつかない努力をするのは本当にもったいないですよね。
僕はサラリーマンを続けながら独学で5年以上英語学習を継続していますが、これまでに多くの身に付かない学習も実践してきました。
今回は過去の失敗談から「英語学習これだけはやるな!」という内容をお話しします。
- 英語学習を始めたばかりの人
- 英語力の成長スピードが遅いと感じている人
完全に僕の独断と偏見にはなりますが、実際の経験を元にしているので参考になる部分もあると思います。
やってはいけない英語学習
やってはいけない英語学習5つはこちらになります。
- いきなり英会話中心の勉強をする
- 文法の勉強を後回しにする
- 雑な音読をしてしまう
- 聞き流し中心の学習をする
- 目標設定をしない
1つずつ説明していきます。
いきなり英会話中心の勉強をする
まず一つ目は「いきなり英会話の勉強をやる」です。
もちろん、英会話の練習をすること自体はものすごく大事なことです。
僕もやっています。
何がいけないかと言うと、英語学習を始めたての人が英会話中心の勉強法を取ることです。
単語や文法も満足に理解していない状態で、知っている単語を何となく並べているだけでは英語が出来るようになりません。
いい意味でも悪い意味でも英会話の先生ってやさしいですよね。
一生懸命にこちらが言っている内容を理解しようとしてくれます。
何とか伝わると嬉しいものですが、それだとその状況に満足してしまいます。
英語力を上げるには、まずは単語や文法などの基礎をから身に付けることが大切です。
英会話だけに固執するのはやめましょう。
英会話は単語・文法・読む練習をしてから、その結果をアウトプットする場として使うようにしましょう。
文法の勉強を後回しにする
僕は英語学習の始め方は、まずは単語と文法からだと思っています。
特に重要なのは文法で、これをやらないと英語の上達に時間がかかります。
知っている単語を並べて何とか意思疎通を取るくらいなら良いですが、英語に進んで関わろうとする人は会話が成立出来るレベルにはなりたいですよね。
つまり、なぜ英文法をやるべきかと言うと
英文法をやるべき理由
- 文法を理解していないと文章が読めない
- 文章が読めないということは、もちろん聞いて理解することが出来ない
- 聞くことが出来ないと会話も成立しない
ということです。会話が出来るレベルになるためには英文法をしっかり学びましょう。
ただ英会話の練習をするときに英文法をあまりにも気にする必要はないと思います。
それはスムーズに会話をする方が大事だからです。
僕もいまだに会話では前置詞のtoが抜けるなど、かなり単純な間違いを結構な頻度でしますが、それでも英文法を勉強しているおかげで自分の言いたいことは意味を持つ文章として伝えることが出来るようになりました。
英会話の場において英文法を必要以上に気にすることはありませんが、大切な基本なので勉強はしっかりしておきましょう。
雑な音読をしてしまう
音読は大切ですが、雑に行うのはやめましょう、
雑に音読すると「三単現のs」や「過去形のed」を抜かして文章を読んでしまいます。
先ほど細かいミスにこだわり過ぎなくていいと言ったのは実際の英会話の話ですが、勉強に関しては別です!
むしろ「三単現のs」や「過去形ed」が書いてあるにも関わらず読まないということは、細部にこだわるというレベルの話ではなく、重要なことを粗末にしています。
英語をたくさん聞く・読む・音読することは重要です。
英語に慣れるというのも重要です。
ただこういった意識は時に「雑でも良いからたくさん英語に触れよう」という感覚を生んでしまう可能性があります。
普段の勉強の時も音読を疎かにしないように気をつけましょう。
かつて僕も良くやってしまっていたことなので、過去の自分に対しても言いたい内容です。
聞き流し中心の学習をする
聞き流しているだけでは、なかなか英語は上達しません。
ただ、まったく意味が無いかと言われるともちろんそうではないケースもあります。
例えば普段から基礎学習していて、耳が空いているときに英語を聞くのは意味があると思います。
勉強した内容が、たまたま海外ニュースを聞いているときに耳に入ってくれば、覚えた表現が記憶に定着するのを助けてくれるし、実際の場面での使い方もイメージしやすくなります。
しかし!
それをやるくらいなら、むしろ全く英語とは関係ない自分の好きな音楽聞いて気分転換したり、オーディオブックで仕事に関係ある分野を日本語で聞いたりする方が生産性があります。
英語学習の始めた時にモチベーションを上げたり、興味本位で聞いてみたりすること自体は全然いいことですが、聞き流しだけをずっと続けるのは止めた方がいいと思います。
目標設定をしない
最後は目標設定しないです。
最終的にはこれに集約されると思っています。
- 会社でTOEICスコアが昇格試験の基準になっているのであれば、シンプルに点数目標を立ててTOEICの勉強をする。
- ビジネスで英語を良く発信している人の場合は、TOEIC SWを受けて納得いくスコアを目標(目安)にする。
- 外国人とのコミュニケーションを求めているのであれば、中学の英文法と単語マスターをひとまずの目標にする。
本来目指すべき目標があるはずなのに、それを設定せずにあっちこっち手を出すのはコスパが悪いのであまりおすすめしません。
「とにかく英語を使えるようになりたい」と言う人もいますが、大人になってから英語をネイティブと同じレベルで使えるようにするのは、他の全てを投げ捨ててでも英語に没頭し、そしてその上で遥か膨大な時間が必要となります。
と言うより、そもそもそういったレベルの人を僕は見たことが無いです。
第二言語として学んでいる以上は、自分の仕事やその他活動において最低限必要な能力は何かをまず考えて、それにあった目標を立てるのが良いのではないでしょうか。
やってはいけない英語学習まとめ
最後にまとめです。
- いきなり英会話中心の勉強をする
英会話中心の勉強では自分のコンフォートゾーンから抜けるのが難しいと思います。 - 文法の勉強を後回しにする
文法を理解していないと「読めない」「聞けない」「会話出来ない」ので、文法はしっかり理解するようにしましょう。 - 雑な音読をしてしまう
とにかく丁寧に丁寧に学習するマインドが大切です。 - 聞き流し中心の学習をする
聞き流すだけでは何も成長しません。 - 目標設定をしない。
目的に合った勉強をした方が時間を有効に使えます。
英語学習に正解はありませんし、極論言ってしまえば本人が楽しければ何でも良いと思いますが、成長にこだわりたい人は参考にしてもらえたら幸いです。
あなたの英語学習を応援しています。
最後までご覧頂きありがとうございました。